〜 湯田川名物 芽出し作業(2006.4.23) 〜




芽出しについて

今から158年前の嘉永元年(西暦1848年)、田川湯村(現、鶴岡市湯田川)の大井多右衛門という篤農家が、田川湯村に自噴する温泉を湯治だけではなく、何とか農業に生かせないかと考え、種籾の催芽に着目しました。
多右衛門は種籾を冷水に何日間浸水した後に温泉水に何時間漬ければよいか、またその温泉水の温度は何度位が適温か、何時間蒸したら良いか等、色々と試行錯誤の結果現在の基礎をあみ出されました。それまでは春先の忙しい時期に始まる種籾の催芽作業を風呂の残り湯等に浸し発芽させていましたので、温度管理が難しく、寝ずの番で見守っていましたが、先人たちがその後も改良を重ね現在の催芽方法が確立されました。その結果安心して苗代造りに精を出す事が出来たとの事です。温泉であれば全て催芽作業に使える訳ではなく、塩その他の成分により使える温泉は限られ、山形県内では湯田川温泉の他は小野川温泉のみとなっております。
現在は農機具メーカーでも催芽機を販売しておりますが、機器故障等の心配もあり、庄内一円はもとより、新潟県北蒲原郡山北町からも催芽委託の申し込みが来ております。
受託期間は基本的に4月1日空の1ヶ月間で、その量はおよそ20万キログラムにものぼります。
受託件数は、団体(生産組合等)個人を合わせて約1000件、約4000ヘクタールの水田に移植する苗が出来ます。



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